問題傾向

1○に貴賤なし 問題傾向について

 この中では「1○に貴賤なし」シリーズに共通する問題傾向についてご説明します。

 どのような問題を出すかについては、下記の公準でも触れていますが、ここではもっと突っ込んで触れていきたいと思います。

「1○に貴賤なし」の公準① 総括編 ここでは、「1○に貴賤なし」の公準をご説明します。 公準とは?  公準(こうじゅん)とは? 意味や使い方 - コトバンク ...
「1○に貴賤なし」の公準② 個別編  先に書いた「1○に貴賤なしの公準① 総括編」の続きとなります。ここでは出題する問題、問読み、正誤判定などの公準をご説明させていただき...

「1○に貴賤なし」とは?

 「1○に貴賤なし」というのは、どんなに難しい問題であっても、どんなにくだらない問題でも、1問1問に差をつけることなく、「正解した人に同じ価値の1○をつける」 という、僕のポリシーです。

 「普通の人は知らないことをたくさん知っている。」
 「ペーパーはイマイチでも早押しになると強い。」
 「んでもない発想がひらめく。」
 など、皆さん、いろいろな強みを持っていると思います。

 「長文難問」「短文基本」「変化球」などの傾向があると、一つの強みを持っている人が注目されます。そうではなくて、いろいろな問題を一つの大会で出題することで、いろんな強みのぶつかり合いを見たいと思っています。そのことを表現するため「1○に貴賤なし」というポリシーを掲げています。

 というわけで、難易度、ジャンル、問題の長短にこだわらない、幅広い出題を目指します。一言で言うと「何でも出すよ。」ということです。

問題傾向と公準の関わり

 上記の通り「何でも出すよ。」と書きましたが、競技クイズである以上、それを成り立たせるための公準があります。先日の記事で触れた公準の中で、特に問題傾向に関わる部分を再掲します。

 まず、総括編で書いた、競技クイズ(早押しクイズ)の公準について、「競技クイズは「問題文を予測する競技」であること。」であり、そのために「出題者は解答者が『正解・誤答の責任を自身で負う』ことができる問題を提供する。」 ということを掲げています。

 そして、個別編で書いた問題傾向について、以下のような問題を出題すると書きました。

問題の公準
  1. 事実関係に齟齬がないこと
  2. 耳で聞いてわかりやすい文体・表現
  3. 最後まで聞けば、答えが一意に定まること
  4. 解答に直結しない情報を最小限にする
  5. 次第に解答が絞れる問題文の構成
    (マイナーな情報→メジャーな情報、
     解答の候補が複数→一つに確定するなど)

 これらはすべて、競技クイズを一定のゲームバランスのもとで成立させるために必要なことだと思っています。この公準に基づいて、出題をしていきます。

「1○に貴賤なし」の詳細の問題傾向

 これらを踏まえ、僕の企画「1○に貴賤なし」の詳細の問題傾向をご説明します。

「出題者自身」を基準とする問題傾向

 基本的に、僕が出したい問題を出題します。僕が出したい問題は以下のようなものです。

僕が出したい問題
  1. 僕が知らない事象
  2. 僕が面白いと思った事象
  3. 今まで、あまり出題されていないと思う事象、ジャンル
  4. 参加者の意表を突くこと
  5. 基本的な事象を問う問題
    (ゲームバランスを補正するための出題)

難易度

 個人の主観が入っていますが、一応、以下のような出題割合です。

難易度と出題割合

易  :  5% 
(ABC100問ペーパーの前半25問で出題されるような、最後まで聞けば大体の方が正解できる問題。)

やや易: 20%
(ABC100問ペーパーの26~50問目で出題されるような、普段クイズに接している方は大体正解できる問題。)

やや難: 45%
(ABC100問ペーパーの51~75問目で出題されるような、クイズ大会の上位層と中位層の分水嶺となる問題。)

難  : 30%
(ABC100問ペーパーの76問目以降で出題されるような、もしくはabcの出題範疇を超える、上位層でも正解率の低い問題。)

 どちらかといえば難しい問題傾向になると思います。ただ、誰も知らないという問題は、そんなに多くなく、9割くらいは「誰かが知っている」問題じゃないかなぁという感じです。

得意ジャンル・不得意ジャンルの難易度

僕の得意ジャンル、不得意ジャンルは以下のとおりです。

得意ジャンル :スポーツ(特に野球・格闘技)
        日本史、将棋、鉄道、地下クイズ(特に性的なもの)
不得意ジャンル:漫画・アニメ・ゲーム、芸能(お笑い以外)

 得意ジャンルについては、知っていることが多いので、難易度が高めになる傾向があります。逆に、不得意ジャンルについては、知っていることが少ないので、難易度が低めになる傾向があります。

「残念」な出題傾向

 最後に、参加者の方でも好き嫌いが分かれる、いわゆる「残念」なジャンルについて、ここでは軽く説明します。(近日、別記事で内容説明します。)

 残念な出題傾向としては、ここでは特に3つの項目について取り上げます。(詳細については、リンク先御覧ください。)

ベタ崩し :誤答率が非常に高い問題

あたおか :変化の方向が間違っている変化球問題

下ネタ  :性的に反公序良俗である問題

 以上で、問題傾向について書いていきました。参加を検討されている方は、これらの問題傾向も理解いただいた上で、参加するかどうか決めていただければと思います。