正誤判定

「1○に貴賤なし」正誤判定基準 その3(固有名詞以外の解答方法)

 ここでは「1○に貴賤なし」シリーズに共通するの正誤判定基準を開示します。 

 今回はその2ということで、固有名詞以外の解答に関わる正誤判定基準を開示します。

 正誤判定基準の他の項目については以下を参照ください。

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文章・イディオムの解答

 ことわざ・慣用句・和歌や俳句など、全体で一つのイディオムとして認知されているものについては、正誤判定が用意した部分と解答が合致していれば正解とします。(解答方法については、イディオム全体を求めるケースもあれば、イディオムの一部を問うこともあります。)

 ただし、正誤判定が用意した部分と解答が合致していても、それ以外の部分でイディオムと異なっていた場合は「もう一度」の対象とします。

 この場合、解答者は主催者側で用意した解答のみ答えるか、正しいイディオムで答え直してください。

例1

問題:江戸いろはかるたの「い」の取札になっていることわざは「何も歩けば
   棒に当たる」でしょう?

解答:正解「犬」「犬も歩けば棒に当たる」
   もう一度「犬も歩けば石に躓く」

後限定がある場合の解答について

 出題にする問題の解答を一意に定めるために、やむを得ず問題の後フリに「〇〇語で」や「正式名称」などの解答方法を限定する場合があります。

 従って、早く押して解答と同一の事象であるが、解答方法が一致しないことがあります。その場合は、即✕扱いではなく、「もう一度お願いします。」の対象とします。

 いわゆる「早く押して〇〇だったらもう一度」という正誤判定の取扱と思ってください。

 例示として以下3点をあげます。

例1

「美容院や水商売において、担当してくれる人を指定する場合に/」でボタンが押されて、その続きが「払うお金を俗に何というでしょう? 」(答え 指名料)という問題の場合、

「指名」「ご指名」という解答については、「担当してくれる人を指定」する題意に沿った解答ではあるが、「払うお金」という後限定があるため、「もう一度お願いします。」の扱いとします。

例2

「現在大腸がん予防の効果の検証がされている、/」でボタンが押されて、その続きが「別名をアセチルサリチル酸という、解熱や鎮静剤として使われる薬は何でしょう?」(答え アスピリン)という問題の場合

「アセチルサリチル酸」という解答については、「アスピリン」の別名であるため、もう一度の対象とする。

例3

「飛行機のビジネスクラスの座席配置や毛織物の柄などに見られる、/」でボタンが押されて、その続きが「ニシンの魚の骨を図案化した模様のことを英語で何というでしょう?」(答え ヘリンボーン)となった場合、

後限定の制約により、日本語の「杉綾織」はもう一度の対象とする。

「数字+単位」の解答

 ⾧さ、重さ、容積、面積や時間など「数字+単位」が答えになる問題について、数字のみの解答は「もう一度」の対象とします。

 また、単位が違っていても同じ量を示した場合は正解とします。

 しかし、計算に時間がかかる答え方(10秒以内に正誤判定が検算できない場合)は誤答とします。真面目な話、勘弁してください。

 上記の適用について、「個」「枚」などの助数詞は対象外です。(数字のみの解答で正解となります。)

「ひょうとあられの境目となる、/」でボタンが押されて、その続きが「大きさは直径何㎜でしょう?」(答え 5㎜)という問題の場合、

「0.5㎝」「0.005m」は正解とするが、
「5」「0.5」など単位がない場合はもう一度の対象とする。

なお、3.34229355443167×10の-14乗天文単位も正解と同値を示しているが、検算に非常に時間がかかるため、誤答。

最後に

 以上、3回に分けて正誤判定基準の開示を行いました。

 分量が多いので、見るのも面倒というのが正直なところだと思いますが、これも、すべての参加者が公平な判定の元競技クイズをしていただく手続きと思って理解してください。

 まあ、これを熟読すれば僕のクイズ大会、企画は有利になるようには思います。参加される場合には、一読することをおすすめします。